こんにちわ!英語とキャリア情報を発信しているもりぞー(@englishinform)です。
TOEICのリスニングを苦手とする人は案外多いものです。とりわけPart4は他のリスニングセクションに比べて長文です。
途中で聴きとれなくて適当に解答を選んでしまったという、苦い経験をされた方もきっといらっしゃるのでは。
しかしリスニングした文章を実際に読んでみれば分かりますが、実は思っているほど長文ではなく、内容も特別むずかしいものではありません。
TOEIC Part4に必要とされる勉強方法と試験のテクニックをしっかりと身につけて、Part4を得点源にしていきましょう。
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もりぞー
神戸市外国語大学の英語学科卒業。英検1級、TOEIC970点、TOEFL iBT107点取得。
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TOEIC Part4の問題について
ここではTOEIC part4の概要について説明していきます。
概要を知っているだけで、本番の指示を聞く必要がなくなり、解答文の先読みができるので、理解しておきましょう。
内容
TOEIC Part3は2~3人の会話形式でしたが、Part4の話者はひとりです。
話者が変わらないため会話のテンポがわかりづらく、より集中力が必要とされます。
トークの内容は下記のようなビジネスに関するものがメインなので、Part3に比べて使われる単語もよりフォーマルなのが特徴。
【出題される主なトピックス】
- 会議・授賞式などのビジネスミーティング
- イベントや旅行などの変更・お知らせ
- 広告・宣伝
- ラジオのナレーション・告知
- 留守番電話メッセージ
シュチュエーションによっては、周りの騒音などで、必ずしも聴きやすいアナウンスとは限りません。
すべての言葉の意味を完璧にするのではなく、全体をざっくり捉える聴き方が求められます。
問題数
長文アナウンス問題が全部で30問。
ひとつのトークに対して問題が3つあり、4つの選択肢の中から答えを選ぶパターンは、Part3とまったく同じです。
また新形式になってから、「意図問題」と「図表問題」が加わっています。特に図表問題は、普段から図表に目を通しつつリスニングをする訓練をしていないと苦戦するでしょう。
図表問題は毎回おおよそ3問出題(必ず3問とは限りませんが)。
割合としては多くはありませんが、実は図表という目から入る情報がある分、慣れれば簡単に解答できる場合が多いです。
時間
時間配分をしっかり決めるリーディングと違い、リスニングは進行どおりに解答していくだけですから、時間配分を考える必要はありません。
しかし、後から説明する「先読み」をするためには、下記の流れを知っておく必要があります。
まずPart4の開始前に約30秒間、Direction(説明)のナレーションが流れます。
以後は、下記のサイクルを1セットとして、30問を繰り返します。
本文読み上げ
設問読み上げ:約10秒×3問 計30秒
このサイクルをしっかりと頭に入れておいてください。
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TOEIC Part4の対策とコツ
実はTOEICではリスニング・リーディング問わず、まずやるべきことは「基礎知識の積み上げ」です。
単語や文法はリスニングには関係ないと思いがちですが、決してそうではありません。
知らない単語をいくら聴いても、聴き取れるわけがないのですから。
ただ、基礎力について解説すると話が逸れてしまうので、ここでは「試験対策」に絞って解説していきます。
問題のジャンルを理解する
TOEIC Part4対策として一番重要なのが、Part4の問題のジャンルを把握することです。問題のジャンルを把握できると、どのような点に注意して問題文を聞けばいいかを推測できます。
Part4で頻出されるジャンルは下記のようなジャンルとなります。
- 電話メッセージ(ボイスメッセージ)
- 会議やミーティングでの報告
- 宣伝、店内放送
- ラジオニュースなどの放送
- 重役や受賞者のスピーチ、人物の紹介
- 公共施設やイベント、ツアーの案内
Part4の最重要テクニック「先読み」
Part3・4共通のテクニックに「先読み」があります。
最初に何について質問しているかを把握した方が、本文の内容を理解しやすいのは間違いありません。
先読みのやり方は、1番最初にアナウンスされる30秒間のDirection(説明)の間に、最初の設問と選択肢を読みます。
次の設問の読み上げをしている時には、今度は次の設問3問を先読みするわけです。
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TOEIC Part4の勉強法
先ほどは試験対策について説明しましたが、今度は勉強法です。どうやってリスニング力を上げていけばいいか、悩んでいる人も多いと思います。
おすすめ勉強法「オーバーラッピング」と「シャドーイング」
どちらも英語学習者の間では非常に有名な勉強法です。共通するのが「声に出して読む」ということですが、難易度がかなり違います。まずはオーバーラッピングから始めてください。
オーバーラッピングとは、英文スクリプト(原稿)を見ながら音声を聴いて、同時に自分も英文を読み上げる勉強法です。
スピーカーになりきって、発音・アクセント・イントネーションすべてを真似することで、英語が音声として頭に蓄積されていきます。さらに実際に口に出すことでスピーキングの力もつく、まさに一石二鳥の勉強法なのです。
ちなみに英文スクリプトをただ読んでも、思ったような効果は得られないでしょう。必ず事前に精読(わからない単語や文法、発音などを徹底的に調べて内容を完全に理解する読み方)しておいてくださいね。
「シャドーイング」は、英文スクリプトを見ません。流れる音声を聴いたそばから、まるで影(シャドー)のように真似していきます。
当たり前ですが、視覚に頼れない分、難易度は格段にアップします。一概には言えませんが、目安として800点を超えるぐらいまではやめておいた方がいいでしょう。
【オーバーラッピングとシャドーイングのポイント】
英文スクリプトは、必ず事前に精読をしておくこと
発音・イントネーションなど、自己流ではなくスピーカーの真似をすること
慣れないうちは、シャドーイングのスピードを遅くすること
上記のポイントをしっかり頭に入れて、何度も繰り返しトライしてみてくださいね。
レベル別リスニング上達法
これまで大まかなリスニングの勉強法を解説してきました。ですが実は1番大事なのは「その時点のレベルに合った勉強をすること」です。
どんなにシャドーイングが効果的でも、初学者にはむずかしすぎて、英語学習が嫌になってしまう原因にもなりかねません。
ここでは最後に、レベル別にどのようにリスニング学習をしていけば効果的なのかを説明していきます。
【ケ—ス1:初学者〜400点】
まったくの初学者。be動詞ってなに? 副詞??? というレベルの人は、リスニングの前に、まずは中学校レベルの単語と文法を復習することからはじめてみては。
これは400点の人も基本的には同じです。まだまだ基礎的な知識が不足しています。「知らないことは聴いてもわからない」と、いうことを肝に命じておきましょう。
【ケース2:400〜700点】
400点と700点では、英語の理解度と慣れがまったく違います。しかし400点くらいのスコアがあれば、最低限中学レベルの単語と英文法は抑えているはずです。
このいわゆる中級者ぐらいの時期が、1番リスニング勉強の効果が表れます。精読→オーバーラッピングを繰り返すことで、劇的に点数がアップする可能性があります。公式問題集などを中心に、とにかくリスニング量を増やしてください。
【ケース3:700点〜】
この点数帯の人もやることは同じです。ただし、800点を超えるようになったら、TOEIC用のリスニング教材だけではなく、ニュースやドラマなどの生の英語を取り入れていくべきです。
TOEIC用の教材のスピードを1.2〜1.5倍にするのも効果的といわれています。
高負荷トレーニングを続ければ、きっとTOEIC用教材が遅く感じるようになっていきますよ。
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TOEIC part4用の参考書と問題集
TOEIC part4用の参考書と問題集を紹介します。TOEICの長文リスニングが苦手な人は、何度も集中的に特訓しましょう。
関連記事:TOEICのおすすめ参考書と問題集
新TOEICテストにでる順 英単語Part4
新TOEICテストにでる順 英単語Part4はTOEICの問題をコンピューターで分析し、頻出される単語だけを集めた単語帳です。
AmazonのAudibleというオーディオブックサービスなら、いつでも聴き放題になるのでお得です。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート4
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート4は、TOEIC Part4に特化した本です。
TOEIC初心者向けの本となっているので、TOEIC Part4に必要な解答方法の説明が誰にでも分かるように書かれています。
音声はスマホアプリにも対応してるので、通勤や通学中の勉強にも利用できます。
TOEIC(R)テスト リスニング プラチナ講義
TOEIC(R)テスト リスニング プラチナ講義は、TOEIC初級者がリスニングセクションのPart1〜Part4までの特徴と対策方法を学べる本です。
TOEIC Part4についても、長文のリスニングに対する対策方法などが紹介されているので、参考になります。
L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4 究極のゼミシリーズ
L & R テスト 究極のゼミ Part 3 & 4 究極のゼミシリーズは、TOEIC Part4に頻出される問題のジャンル毎にそれぞれ特徴やコツを講義形式で説明してくれる本です。
レベル的にはTOEIC中級者以上向けの内容。
この本についているリスニングの音声は、個人的には本番の試験よりも遅く聞こえるので、TOEICの公式問題集で普通の速さの音声に慣れておくことは必須だと感じました。
TOEIC Part4用のアプリ
TOEIC part4に特化したアプリはあまりないのですが、オススメなのは長い文章の問題があるアプリです。
関連記事:TOEIC学習のおすすめアプリランキング
スタディサプリENGLISH
スタディサプリENGLISH TOEIC®対策は、TOEIC Part4はもちろん、TOEICの各パート全てを対策できる総合アプリです。
僕もTOEIC受験前の数ヶ月利用してましたが、このアプリほどクオリティと金額のバランスの取れたアプリは他にはないので、個人的には一番オススメしてます。
TOEIC TEST Part4 リスニング模試300問
TOEIC TEST Part4 リスニング模試300問は、part4の問題を反復して練習するのに適したアプリです。
300問という問題数があるので、このアプリとスタディサプリだけで充分対策が可能です。
関連記事:TOEICリスニングアプリまとめ
まとめ
この記事ではTOEICのPart4に関して対策や勉強方法を紹介しました。
リスニングの点数を上げるのは、実はそんなにむずかしくありません。リスニングは100%慣れです。何度も繰り返しトレーニングをすれば、必ず高得点を獲得できます。
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