イギリス英語を学ぶには、実際にどのような場面でどんな英語が話されているのかを知ることが大切です。しかし、イギリスに実際にいける機会を作るのは日常生活を考えると難しいとこです。
そんな時におすすめしたいのが、映画でイギリス英語を学ぶという方法です。映画なら数百円でDVDやオンラインで観ることができます。今回はイギリス英語が学べる映画をまとめてみました。
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注目すべきイギリス英語の映画
イギリス英語を学ぶには、映画を通じてリアルな会話や文化を感じ取るのが効果的です。以下に、イギリス英語が豊かに表現されている映画をいくつか紹介します。
英国王のスピーチ
英国王のスピーチはイギリスのジョージ6世の実話の物語です。ジョージ6世は吃音に悩んでおり、それをいかに克服して国王として成長していくかが描かれた映画です。
政治的な英語ばかり話されるイメージですが、主人公のジョージ6世とスピーチの矯正の専門家のライオネルとの会話は、コメディ的な要素もかなりあるので、日常的なイギリス英語の会話を学ぶことができます。
美女と野獣
美女と野獣はハリーポッターに出演していた、エマ・ワトソンが主人公のベル役を演じたことで有名になりましたね。
ディズニー映画の実写版はたまに失敗作と感じるものもありますが、美女と野獣に関してはあの世界観を本当によく再現しているなと圧倒されます。
エマ・ワトソンもハリーポッターの時に幼さは全くなく、素敵な女性に成長していて感動しました。
ブリジット・ジョーンズの日記
ブリジット・ジョーンズの日記は、イギリスの映画!といったら僕の世代はこの映画を思い出す人が多いと思います。
『ブリジット・ジョーンズの日記』は、シングル女性のブリジットが日記を通じて恋愛や仕事の奮闘を描くコメディ映画です。ロンドンを舞台にしており、ロンドンアクセントや現代のスラングが豊富に使われています。
主演のレネー・ゼルウィガーは、アメリカ人ながらも見事にイギリス英語のアクセントを習得し、ブリジットのキャラクターにリアリティを与えています。また、映画にはロンドンの街並みや日常生活が描かれており、観る者にロンドンの文化や雰囲気を伝えます。
30代の女性には共感が持てる場面があるストーリーとなっており、恋愛中心の映画だが、生き方を変えようという人に勇気をくれる映画です。
ノッティング・ヒルの恋人
ノッティングヒルの恋人は、僕が個人的に好きな恋愛映画の一つです。ジュリアロバーツとヒューグラントという超有名な主演2人による映画です。
ジュリアロバーツが演じるのは世界的有名な女優で、ヒューグラント演じる書店を営む男性と恋に落ちるストーリー。
有名人と一般人の恋愛の難しさが描かれた映画ですが、二人の会話をなんども聞くことで、イギリス英語に徐々に慣れていくことができるでしょう。
ラブ・アクチュアリー
『ラブ・アクチュアリー』は、クリスマスを舞台にしたロマンチックコメディ映画で、多様なキャラクターたちの恋愛模様が描かれています。この映画では、さまざまなイギリスのアクセントが聞けるため、アクセントの違いを学ぶのに最適です。
例えば、ヒュー・グラントが演じる首相は典型的なRPアクセントを持ち、ビル・ナイが演じるロック歌手ビリー・マックはカジュアルなロンドンのアクセントを持っています。これにより、視聴者はイギリス英語の多様性を楽しみながら学ぶことができます。
わたしはダニエル・ブレイク
『私はダニエル・ブレイク』は、失業手当を巡る社会問題を扱ったドラマ映画です。この映画は、イギリスの社会保障制度の問題点を鋭く描いており、観る者に強いメッセージを伝えます。ニューカッスルの方言や、労働者階級の話し方が学べる点で、非常にリアルなイギリス英語を体験できます。
主人公のダニエル・ブレイクが使う言葉は、地域の方言やスラングが多く含まれており、一般的な教科書には載っていない表現が豊富です。これにより、視聴者は実際のイギリスの生活に根付いた言葉や表現を学ぶことができます。
イエスタデイ
『イエスタデイ』は、突然ビートルズの存在が消えてしまった世界を描いたファンタジーコメディ映画です。様々なイギリスの都市が舞台となっており、地域ごとのアクセントの違いを感じ取ることができます。
主人公のジャック・マリクが、ロンドンやリバプールなどを訪れる中で、異なる地域のアクセントや方言に触れる場面が多くあります。例えば、ロンドンのアクセントとリバプールのアクセントの違いが顕著に表れており、イギリス英語の多様性を学ぶのに役立ちます。
イギリス英語の特徴と映画での表現
イギリス英語の基本的な特徴
イギリス英語は、その発音、語彙、文法において他の英語圏の英語と異なる特徴を持っています。特に、発音ではRP(Received Pronunciation)と呼ばれる標準的なアクセントが有名で、BBCのニュースキャスターや王室のスピーチでよく聞かれます。また、イギリス英語では「colour」「theatre」など、スペルがアメリカ英語と異なる単語も多く見られます。
アメリカ英語との違い
イギリス英語とアメリカ英語の違いは、多岐にわたります。例えば、イギリス英語では「フラット」と呼ぶものをアメリカ英語では「アパートメント」と言います。また、イギリス英語の発音は、アメリカ英語に比べて音が柔らかく、特に母音の発音が異なります。例えば、イギリス英語の「a」はアメリカ英語よりも短く発音されることが多いです。
イギリス英語のアクセントと方言
イギリスの主要なアクセント
「a」「o」等母音の音の発音
イギリス英語の母音の発音には地域差があります。例えば、「bath」の「a」の音は、ロンドンでは長く、北部では短く発音されます。また、「cot」と「caught」の発音も地域によって異なります。南部のRPアクセントでは、「caught」は「コート」に近い発音になりますが、北部では「カット」に近い発音になることがあります。
「r」の発音
イギリス英語では、語尾の「r」を発音しないことが多いです。例えば、「car」は「カァ」と発音されますが、アメリカ英語では「カー」と明確に「r」を発音します。また、単語の中間にある「r」も、地域によっては弱く発音されることが多いです。
イギリス英語のスラングと表現
映画でよく使われるイギリスのスラング
イギリス英語の映画では、日常的に使われるスラングが多く登場します。これらのスラングを学ぶことで、より自然な英会話を身につけることができます。
例えば、「mate」は「友達」を意味し、特に男性同士の会話でよく使われます。また、「bloody」は「非常に」を強調する表現として使われ、「It’s bloody cold today!」という風に用いられます。
映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』では、ロンドンの裏社会を舞台にしているため、多くのスラングが登場します。これらの映画を観ることで、実際の会話でどのようにスラングが使われるかを学ぶことができます。
イギリス英語特有のフレーズと表現
イギリス英語には、独特なフレーズや表現が多くあります。これらを理解することで、より深い文化的な背景やニュアンスを理解することができます。
例えば、「cheers」は「ありがとう」の意味で使われ、飲み物を乾杯するときだけでなく、日常の感謝の表現としても広く使われます。また、「knackered」は「疲れた」を意味し、長い一日の終わりに「I’m knackered」と言うことで、疲労感を表現します。
映画『ノッティングヒルの恋人』では、日常会話の中でこれらのフレーズが自然に使われており、イギリス英語のリアルな使い方を学ぶのに最適です。
まとめ
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イギリス英語を学ぶには、映画を活用することが非常に効果的です。映画を通じてリアルな会話や文化に触れることで、教科書では得られない生きた英語を身につけることができます。イギリス英語の特徴を理解し、多様なアクセントやスラングを学ぶことで、英語力をさらに向上させましょう。
イギリス英語は独特な発音があるので、それを学ぶためにはイギリス英語の発音の特徴と学習のコツ を参考にしてみてください。
その後は、イギリス英語のリスニング学習ができるオススメ教材まとめで何回もリスニング練習しましょう。
また、英語学習の基礎作りには英単語を学ぶことが大切です。イギリス英語が学べるおすすめ単語帳まとめで単語を学んでいってください。
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