
この記事ではカランメソッドの効果と具体的なやり方についてご紹介します。
カランメソッドは英語中級者でスピーキングが苦手な人におすすめの勉強方法です!
外国語大学の英語学科卒業。英検1級、TOEIC970点、TOEFL iBT107点取得。
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カランメソッドの効果とは?
カランメソッドとはベルリッツで働いていたロビン・カランによって確立された、母語での助けを借りずに英語のみを使用して英語を学んでいく方法のことを指します。
まずはカランメソッドの効果についてご紹介したいと思います。
4倍の速さで英語を習得
カランメソッドの最大の特徴はその成長スピードにあります。日本語を介して勉強する従来の方法と比較すると、カランメソッドは4倍の速さで英語を習得できると言われています。
ケンブリッジ英語検定試験の合格レベルに達するまでには通常だと350時間ほどかかりますが、カランメソッドでは約80時間ほどしか必要ないというデータもあります。
正確な表現が身につく
カランメソッドでは英語のネイティブに対して英語で会話をするので、非常にナチュラルで正確な表現が身につくことで有名です。
また、単にYES/NOだけで答えるのではなく、フルセンテンスで答える習慣をつけてくれますので、長い英語を話す訓練にもなります。また、発音矯正にも力を入れていますので、苦手な発音も丁寧に直してくれます。
苦手な文法が得意になる
カランメソッドはただの英会話ではありません。英文法もその場で直してくれますので、自身が苦手とする文法も克服することができます。
例えば多くの日本人にとって難しい現在完了・過去完了・未来完了などの細かい項目もカランメソッドでは順を追って繰り返し練習していきます。
リスニング力がつく
英語のネイティブと会話をしていきますので、もちろんリスニング力もつきます。日本にいるとなかなか英語圏の人と話す機会がありませんが、カランメソッドでは自ら英語のみの環境に身を置くことができます。
また、カランメソッドの特徴として通常の英会話よりも早口で話すことが挙げられ、受講生は常に集中することが要求されるので圧倒的にリスニング力が向上します。
カランメソッドの効果が実感できる期間は?
個人差はありますが、週1~2回の受講頻度でしたらおよそ半年ほどで効果を感じます。週3~4回の受講でしたらその半分の3か月ほどで効果を実感するでしょう。
数か月はかかってしまいますが、たった数か月で自然な英語の表現やリスニング力が身につくと考えると非常に効果的であることがわかります。
ただし、これらの効果を実感するためには基礎的な英文法の知識や語彙力があることが前提となります。
カランメソッドの効果がないのはどんな人か?
カランメソッドは英文法、発音、表現もすべて英語で教えますので、英文法の基礎が固まっていない人やリスニング能力が一定より低い人にはなかなか理解するのは難しいかも知れません。
英語を始めたばかりの初心者にはあまり効果はないでしょう。また、反対に基礎的な英会話を丁寧に一つ一つ教えるカリキュラムとなっていますので、英会話の基礎が既にできている英語上級者にも効果が薄いでしょう。
よってカランメソッドの効果は英文法の基礎ができている初級者や中級者の受講生が一番実感します。
カランメソッドの効果的なやり方(勉強方法)とは?
では、カランメソッドの効果を最大限に引き出すにはどのような勉強方法がいいのでしょうか。
今回はその方法を4つに絞ってご紹介していきたいと思います。それでは見ていきましょう。
徹底的な復習
カランメソッドは毎レッスンの7割ほどを前回の復習に当てます。同じ表現の練習を4回反復するなど、復習にかなり重きを置いているレッスンだといえます。
しかし、反復で学習したとしても、どうしてもわからない部分があるでしょう。公式アプリの音声データとテキストが利用できますので、そのような不明点をなくすために家で復習をしましょう。
文法を並行して勉強する
カランメソッドでは文法もすべて英語で説明されます。聞き取ろうと努力すれば不可能ではありませんが、英語初心者の方には難しいです。
そこでカランメソッドと並行して英文法と語彙の基礎を独学で学んでいくと良いでしょう。オススメは中学レベルの文法書を一冊用意してマスターすることです。
リピーティング・シャドーイングをする
週に数回の授業だけではなかなか流暢になるのは難しいです。カランメソッドの効果を最大限に引き出すために、家でリピーティングやシャドーイングを並行してやりましょう。
リピーティングとシャドーイングは英語の音声を真似する方法で、リスニング力とスピーキング力の両方の向上が期待できます。
答えは丸暗記しない
カランメソッドの最大の目標は瞬発的に正しい英語が話せるようになることにあります。ですので、レッスンが難しいからといって文章を丸暗記し、次回レッスンの復習対策をするようなことはしないようにしましょう。
暗記した英語は使えないことが多いですし、大切なのは英語で柔軟に答えられることです。
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