
この記事では英語の長文読解の練習に役立つ「多読」におすすめの洋書を紹介していきます。
初心者〜上級者までレベル別におすすめの多読の本が載っているの、ぜひ自分のレベルにあった洋書を見つけてください。
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英語初心者におすすめの多読用の洋書
英語初心者は、なるべく明確にレベル分けのされた洋書を選ぶようにしましょう。
「Graded Readers」と呼ばれる、語数などで細かく段階分けされているシリーズがおすすめです。
少し簡単かなと感じるくらいが、多読を長く続けるコツです。興味のある題材で、楽しく続けられるものを選びましょう。
Sherlock Holmes and Duke’s Son (Oxford Bookworms Library)
総語数:5,800、ヘッドワード:400
「Starter」から「Level 6」までの7段階でレベル分けがされているシリーズです。
タイトル数は260以上あり、ジャンルも古典、現代フィクション、ノンフィクション、戯曲などさまざまです。
一例として、シャーロックホームズのシリーズ(初心者向けに編集したもの)を紹介します。難しいイメージのあるミステリーですが、語彙数が限られているので読み進めやすいです。
THE ADVENTURES OF TOM SAWYER (Penguin Readers, Level 1)
総語数:4,003、ヘッドワード:300
このシリーズも「Easystarts level」から「Level 6」までの7段階でレベル分けされています。古典名作のほか、映画のノベライズやオリジナル作品など幅広いラインナップが特徴。
Level 1の中から、日本でもおなじみの「トムソーヤの冒険」を紹介します。児童小説なので難しい表現がなく、気軽に読み進めることができます。トムソーヤに限らず、子供の頃に慣れ親しんだ名作を多読するのはおすすめです。
Phantom of the Opera (Macmillan Readers The Beginner Without CD)
総語数:表記なし、ヘッドワード:600
「Starter」から「Upper Intermediate」まで6段階でレベル分けされています。低めのレベルから古典作品が充実しているシリーズです。憧れの作品を、初心者向けの英語で読んでみたい方におすすめ。
公式サイトではレベルテストを受けることもできるので、自分に合った教材を選ぶことができます。「オペラ座の怪人」は、映画や翻訳版を知っている方も多いのではないでしょうか。
引き込まれるストーリーなので、読書が苦手な方にもおすすめです。
英語中級者におすすめの多読用の洋書
英語中級者(英検2級程度)は、英語を学ぶ目的に合わせて多読の本を選ぶようにしましょう。
例えば、ビジネスのために英語を学ぶなら堅めの文章を、日常会話を学ぶためなら小説などのくだけた文章を読むと良いでしょう。
East 43rd Street (Level 5 Cambridge English Readers)
総語数:22,502、ヘッドワード:2,800
Level 1から6に分かれており、すべてオリジナル作品で構成されるシリーズです。初級者レベルから大人向けの内容になっているので、本格的な物語をしっかり楽しみたい方におすすめです。
こちらの作品は分かりやすい英語で書かれていますが、内容はしっかりとしたミステリーなので、先が気になって自然に多読を進められます。
英語で大人向けの読書をする感覚を味わうことができるので、モチベーションにつながります。
The Life of Pi (Scholastic Readers)
総語数:10,000程度、ヘッドワード:1,500
このシリーズは他のGraded Readersシリーズとは違って、細かいレベル分けはされていません。映画や海外ドラマ原作のものが充実しているので、映像作品をよく見る方やエンターテイメント性を求める方におすすめです。
「ライフ・オブ・パイ」はベストセラー小説が原作のアメリカ映画で、日本でも公開され話題になりました。サバイバルストーリーなので、楽しく読み進めることができます。
原作を知っている方にもそうでない方にもおすすめです。
Marvel’s The Guardians of the Galaxy (Pearson English Graded Readers Level 4)
総語数:19,534、ヘッドワード:1,700
初級者向けでも紹介したGraded Readersの中級者向けレベルです(Pearson English Graded Readersは、Penguin Readersのリニューアル後の名称)。
総語数は多めですが、使われている語彙数が限られているので無理なく読み進めることができます。こちらは日本でも人気のあるMarvelの映画をノベライズしたもの。
原作ファンならかなり楽しく勉強できるはずです。
英語上級者におすすめの多読用の洋書
英検準1級以上の英語上級者は、基本的に自分が読みたいものにどんどん挑戦していきましょう。
ただし、英文の質が良いものを選ぶのがポイントです。Graded Readersの上位レベルや名作小説、英字新聞などがおすすめです。
Harry Potter and the Philosopher’s Stone (Harry Potter 1)
総語数:86,000程度、ヘッドワード:5,000
おなじみのハリー・ポッターシリーズです。英語学習者なら一度はチャレンジしたいと思うような長編作品ですが、あくまでも児童書なので教材としては程よいレベルになっています。
固有名詞が多いので、映画や翻訳版を知っているとスムーズです。
有名作品なだけあって、原書を読むための補助教材のような書籍も出版されているので、必要に応じて使ってみましょう。
イギリス英語に興味がある方にもおすすめです。
Great Expectations (Oxford Bookworms Library: Stage 5)
総語数:24,045、ヘッドワード:1,800
初級者向けで紹介したOxfordシリーズの上から2番目のレベルです。簡単すぎると感じたら、一番上のレベルにも挑戦してみましょう。
こちらは国内でも「大いなる遺産」という題名で知られる、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの半自叙伝的長編小説です。古典的名作を英語で楽しんでみたい方におすすめ。
映画化もされているので、和訳を読んだことのない方はざっくり内容を掴んでから読んでみても良いでしょう。
CRIME AND PUNISHMENT (Penguin Readers, Level 6)
総語数:32,748、ヘッドワード:3,000
ロシアの文豪ドストエフスキーの長編小説「罪と罰」を、英語版のGraded Readersとして再編したものです。頭脳明晰な若者ラスコーリニコフが孤独な極貧生活から脱出しようと切望し、その結果とった行動により罪の意識に苦悩するというストーリーです。
このGraded Readersシリーズの中でも非常に人気があり、Amazonでの評価も高くなっています。こういった本格的な作品を、語彙を調べながら読むことで英語力が伸びていきます。
英語の多読におすすめの洋書のまとめ
この記事では英語の多読におすすめの洋書をご紹介しました。下記の多読のやり方やおすすめのアプリについてもぜひ参考にしてください。