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TOEIC Part6 (パート6)の対策と勉強方法

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TOEICPart6はPart5・7の両方の側面を持つ厄介なパートです。Part5で時間に追われている後に、いわば長文になったPart5が続くわけですから、苦手意識を持つのも無理もありません。

しかしPart6を特別に恐れる必要はまったくありません。これから解説するPart6の対策と勉強法について知っておけば、思ったほど厄介ではないことに気づくはずです。

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TOEIC Part6の問題について

TOEIC Part6 問題

内容

TOEIC Part5は短文穴埋め問題で、TOEIC Part7は長文読解問題です。Part6はちょうどその中間といったところでしょうか。文章の量はだいたい100語前後です。

文書の種類は、手紙やお知らせ、Eメールがほとんどです。最近はEメールの問題が多いので、Eメールの書き方に慣れておくのも有効だと思います。

出題傾向としては、半分が「文法問題」で、残りの半分が「語彙問題」です。ですから両方をまんべんなく勉強する必要があります。

 問題数

問題の形式はPart5と同様に、空欄の答えを4つの選択肢の中から選ぶ「4択穴埋め問題」です。文書は全部で4つ、1つの文書につき4つの空欄があるので、計16問解くことになります。

新形式になる前は1文書に3問でしたが、新しく文章を適切な場所に入れる問題が加わりました。

 目安の解答時間

TOEICリーディングセクションの試験時間は、Part5〜Part7まで通しで75分です。最近の傾向としてPart7が難しくなってきています。

パート6(16問):1問37秒→計10分

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TOEIC Part6の解き方(対策方法とコツ)

Part6はなぜか対策が後回しにされる傾向があります。Part6だけの問題集を見かけることはほとんどありませんし、Part6を徹底的に勉強するという人もあまりいないのが実際のところです。

しかしPart5とPart7の両方の要素が含まれているだけに、何の対策もなしに攻略できるほど甘いものではありません。しっかりと文法・語彙、長文読解の基礎力を身につけましょう。

文法アプローチと文脈アプローチ

Part6もPart5と同様に、「文法アプローチ」と「文脈アプローチ」の問題に分かれています。ですから瞬時にどちらのタイプの問題かを判断して、できるだけ解答時間を短縮するのがベストといえます。

ところがPart6は長文なので、問題に慣れていないと、どちらのアプローチなのかを素早く判別するのは簡単ではありません。基本的に全文を読んで問題を解くものと考えておく方が、結局は時間短縮につながると思います。

もちろん、素早く判別できる人は、無理に全文を読む必要はありません。

注意したいポイントが2つあります。

まず全文を読むのですが、これはじっくりと読むという意味ではありません。あくまでもサッと目を通して、文脈アプローチでないと解けない問題に関する内容を見つけるのが目的です。

もう一つは、全文を読むからといって、すべての問題を「文脈アプローチ」で解答するわけではないということです。「文法アプローチ」で分かる問題は、Part5と同様に文法面から選択肢を素早く選んでください。

Part5と共通の対策:文法・語彙力の向上

「Part6はPart5が少し長くなっただけだから、Part5が解ければ問題ないよ」という話をよく耳にします。これは半分正解で半分は間違っています。

Part6の対策には、長文の読解力も身につけておかなくてはいけないことは、すでに理解していただけたと思います。

しかしやはり、Part6を攻略するには、Part5と共通の文法・語彙力の向上が不可欠なのです。文法アプローチで解ける問題は16問中、3〜4割はありますから、きちんと対策をしておきましょう。

関連記事:TOEICおすすめ単語帳

空欄前後だけで解ける問題の対策

文脈アプローチのために全文を読んだとしても、結局は「文法アプローチ」と「文脈アプローチ」のどちらの問題なのかを判断しなくてはならないことに代わりはありません。

そういう意味ではPart6も、結局はPart5と解き方の基本は同じなのです。

【例】
The woman who is standing behind him got the grand prize at the piano competition.

beautify
beautiful
beautifully
beauty

冠詞Theと名詞womanの間に入るのは、名詞womanを修飾する形容詞Bです。赤字の部分だけを読めば5秒で解答できます。こういったタイプの問題で時間を稼ぐようにしましょう。

また同品詞が並んでいたら、文法的アプローチではなく、文脈アプローチで解く問題です。たくさん問題を解いて、どちらのアプローチか瞬時に判断できるようにしておいてください。

単語・熟語・コロケーション

TOEICに限らず英語学習の最も基本となるものは、やはり「語彙力」です。どんなに文法の知識があっても単語の意味が分からなければ点数にはつながりません。

まずはTOEIC特有のビジネス単語の習得に力を入れましょう。

TOEICに慣れていない人は、おそらく「agenda(議題)」「debt(借金)」「subcontractor(下請け業者)」のように、日常生活の中であまり使う必要のない単語がたくさん出てきて、びっくりするはずです。早い段階でビジネス単語に慣れておいてください。

ただし中学・高校の単語も自信がないという人は、まずは基礎的な単語から始めてください。焦りは禁物です。

語彙の勉強をする上であまり重要視されてこなかったものに「コロケーション」があります。

コロケーションとは、単語同士の自然な組み合わせのことをいいますが、これを知らないとせっかく単語を覚えても、実際に使えないという笑えない状態になってしまいます。

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TOEIC Part6の勉強法

ここでは主にPart7に近い “長文読解力を向上させるためのポイント” と “具体的な勉強法” に分けて解説します。

長文読解力を向上させるためのポイント

長文読解力というと何か特別な技術が必要なイメージを持つ人がいますが、長文だからといって特別なことは何もありません。Part5の勉強と被りますが、文法の知識と語彙力があれば難しいものではないのです。

ただやはり長文ならではのコツは存在します。

何がなくても「品詞分解」
英語学習において「品詞分解」は、最も重要な分野の一つです。名詞なのか動詞なのかを区別できなくては、正直お話になりません。ですから品詞分解にはたっぷりと時間をかけて焦らずにマスターしてください。

品詞分解がある程度理解できたら、次は文構造です。文を読む時に重要なのは「主語」と「述語」を素早く見つけることです。英語の読解が難しい理由の一つは、基本となる主語と述語にいろいろな修飾語が付くからです。
先ほどの例文を見てみましょう。

The beautiful woman who is standing behind him got the grand prize at the piano competition.

先頭から見ていくと「woman」が主語なのはすぐに分かります。その後に「is standing」が出てくると、焦ってこれが動詞だと判断してしまいがちです。しかし本当の述語は「got」ですよね。「is standing behind him」は「who」という関係代名詞に導かれて「woman」を修飾しているだけです。

こんなの簡単だよと思うかもしれませんが、長文の構造を正確に理解することは、なかなか難しいものです。これは慣れるしかありません。

精読と多読のコツ

Part6は長文ですから、Part7同様、長文をたくさん読むのが1番の勉強方法です。ただし闇雲に読んでも思ったほどの効果は得られないかもしれません。

長文の読み方にも外せないコツがあります。それは「読み方の順番」です。

最初にやるべきなのは「精読」です。精読とは1文ずつきちんと品詞分解や意味、文法などを理解しながら読むことをいいます。分からない単語があれば意味を調べ、文法的に理解できないところもきちんと調べます。音読をして知識を定着させていきますので、発音もクリアーにしておく必要があります。

そうやって分からないところをすべて潰していくのが精読なのです。

精読をある程度こなしたら、次は多読にチャレンジです。今度はいちいち意味を調べたりはしません。今までに頭に詰め込んだ知識をフル動員して、素早く意味をつかんでいく読み方です。

多読の目的は、長文に慣れることです。ザッと読んで大筋をつかむことを繰り返して、長文を読むことにどんどん慣れてほしいと思います。

もちろん、多読だけではダメです。精読と多読を並行して進めてバランスを取ってくださいね。

TOEIC Part6におすすめの参考書と問題集

TOEIC Part6に特化した参考書と問題集をご紹介します。TOEICのリーディング対策に役立つ参考書と問題集は下記の記事を参考に。

関連記事:TOEICリーディングのおすすめ参考書と問題集まとめ

新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part5&6 文法)

新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part5&6 文法) は、TOEIC part5とPart6の解き方や考え方を解説してくれる参考書です。

スタディサプリENGLISH TOEIC®対策でも有名な関先生のTOEIC参考書です。

TOEIC Part5とPart6は「解き方」を知って、問題集をどんどん解いて行くとスコアも上がっていきますよ。

関連記事:[完全保存版] TOEICスコアが上がるおすすめ参考書

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この本ではTOEIC Part5とTOEIC part6の問題を集中的に特訓することができます。

Part5とPart6は可能な限り時間を短縮して解くのが基本なので、そのような解き方の練習ができる本となってます。

TOEIC Part6に役立つアプリ

TOEIEC Part6の学習に役立つアプリを紹介していきます。

関連記事:TOEICリーディングアプリまとめ

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スタディサプリENGLISH TOEIC®対策は、現状TOEIC対策のアプリとして一番信頼できるアプリと断言できます。

TOEIC Part5やPart6の文法や語彙問題などにも対応しているので、スマホで毎日TOEIC対策するのに僕も利用させてもらってます。

TOEIC Test Part6 模擬試験240問

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TOEIC Test Part6 模擬試験240問 はPart6の問題だけを集めたアプリです。解説は詳細にないですが、問題集として活用できるアプリです。

SANTA TOEIC

SANTA TOEICはスタディサプリENGLISH TOEIC®対策と同様に有料のTOEICアプリとなります。TOEICを総合的に学べるアプリです。

関連記事:SANTA TOEICの実体験レビュー

関連記事:TOEIC学習のおすすめアプリランキング

TOEIC Part6の練習問題

TOEIC Part6の練習ができる問題を集めました。

まとめ

TOEIC Part5が文法・語彙、Part7が長文読解と性質がハッキリしているのに比べて、中間の扱いをされてしまうPart6の勉強法については、極端に情報が少ないのが本当のところです。

TOEIC対策におすすめの講座はこの3つ

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